(CGS system Smart Command for Air-conditioning of TONETS )
C-SCATとは?
C-SCATは、空調冷温熱源・給湯まで含めて排熱を有効利用するとともに、メンテナンス費まで含めた包括的なコージェネレーションシステム(CGS)の最適運転を行う、 ”省エネルギー” と “ライフサイクルコスト”を追求したコントローラです。(東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社様と共同特許出願中)

C-SCATの機能
- 運転実績から負荷予測
- CGSの年間運転時間を予測
- 受電電力と負荷の両方からCGSの運転を決定
- CGSの運転に合わせ熱源運転順位を変更
- システム全体の見える化
- 廃熱利用率向上
- CGSのメンテナンスコスト抑制
- システム全体で省エネルギー・省コスト確保
- コミッショニングによる最適運転確認
コージェネレーションシステム(CGS)とは?
CGSとは、ガスや軽油・重油を燃料として電力を作り出すとともに、その際に発生する熱を冷房・暖房・給湯などに利用するシステムです。

メリット
- 発電時に発生する排熱を有効利用することで省エネルギー
- ピーク時に稼働させ電力平準化
- 電源を多重化することでBCP強化
課題
スケジュール発停+電主熱従運転が一般的で、排熱利用先の熱源システムとも連携が取れていない例も多く、更なる省エネルギー・省メンテナンスコストの余地があります。
※BCP(Business Continuity Plan):自然災害やテロなどの危機的状況下でも、損害を最小減に抑え業務継続を図るための計画
C-SCATの効果 -中規模病院モデルでの試算結果ー
CGSの年間運転時間を約26%削減し、メンテナンスコストを抑制します。さらに、熱源システムと連携することで、従来制御から比べ排熱利用率は59%から100%に向上します。システム全体の総合効率は11%向上します。
C-SCATはメンテナンスコストを含めた”ライフサイクルコスト”の削減と”省エネルギー”を実現する最適運転を行います。

※C-SCAT導入効果は用途・システム・負荷形態などにより異なります
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