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2021年11月

産業用クリーンルーム向けアップフロー方式空調システム「T-COSMOSU(ティーコスモス)」を開発

 当社は、産業用クリーンルームの高清浄度化と省エネルギー化を目的として、アップフロー方式空調システム「T-COSMOSU(ティーコスモス)※」を開発しました。
 産業用クリーンルームでは、室内空気中の粉じんを極力少なくするために、大量の空気を高性能フィルタに通して循環させており、そのために大量の電力が消費されていました。そこで東洋熱工業では、床から清浄空気を吹き出すアップフロー方式の空調システムT-COSMOSUを開発し、従来の空調方式と比較して最大65%室内粉じん量を低減できることを実験で確認しました。

※:Tonets CleanrOom SysteM Of Stratified Upflow(東洋熱工業の成層上昇流クリーンルームシステムの意味)

背景
 従来のクリーンルームでは、粉じんの重力沈降と気流方向が同じになるように天井から清浄空気を吹き出し床で吸い込むダウンフロー方式が多く用いられていましたが、室内の装置や人の発熱による上昇気流で気流が逆向きになる領域が存在していました。その滞留域が室内の清浄度を悪化させる要因となることから、循環させる風量を増加することで清浄度を確保する必要があり大量の電力が消費されていました。

本システムの概要
 T-COSMOSUは従来のダウンフロー方式とは逆の発想で、床から清浄空気を吹き出し天井で吸込むことにより、室内の装置や人の発熱による上昇気流と空調気流とを同一方向にするため、室内で発生する粉じんは気流に乗って室外に排出されやすくなります。そのため同じ換気回数であれば従来の方式より室内粉じん濃度を低くすることが可能になります。技術研究所での実験では、床上高さ1.1mでの平均粉じん量をダウンフロー方式と比較して最大65%低減できることを確認しました。
 10μm以上の粗大粒子は、重力沈降の影響でアップフロー方式では室外へ排出しにくいことが予想されましたが、ダウンフロー方式と比較して多くなる傾向は確認されませんでした。

今後の展開
 本システムを産業用クリーンルームに展開して、有効性を実証するとともに脱炭素・省エネルギーに貢献してまいります。

ダウンフロー方式 アップフロー方式
ダウンフロー方式 アップフロー方式

室内粉じん量
室内粉じん量
粒子径の影響
粒子径の影響

問い合わせ先 :東洋熱工業株式会社
  技術統轄本部 エンジニアリンググループ 飯野 敬太 TEL:03-5250-4100
  技術統轄本部 技術研究所 石野 貴広        TEL:047-359-1033

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