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2012年06月

第26回空気調和・衛生工学会振興賞技術振興賞を受賞

「マルイト難波ビルのエネルギーセキュリティと設備計画」で第26回空気調和・衛生工学会振興賞技術振興賞を受賞

 大阪支店が施工参加した「マルイト難波ビルのエネルギーセキュリティと設備計画」が、第26回空気調和・衛生工学会振興賞(技術振興賞)に値する業績として認められ、当社は施工者として同賞を受賞しました。

評価された空調技術は下記のものです。

(1) 商業ビルとしての経済性を維持するため、電力・ガスともに料金単価が安価となる大口需要家特約となるようにエネルギー利用計画を策定している。これは経済的なメリットだけでなく、スポットネットワーク受電、中圧ガス(評価路線)、コージェネレーション設備の活用などのエネルギーセキュリティの向上に寄与し、災害時にホテルを防災拠点として機能させることを可能としている。また、電力・ガスの負荷平準化にも寄与している。
(2) 汎用機器を適切に組み合わせる以下の取り組みにより経済的で効果的な設備計画を実現している。
・ホテル客室給湯設備に連結型の高効率潜熱回収型ガス給湯機を活用したことや、ホテル客室空調にルームエアコンを採用し、将来の  更新性の向上と危険分散を図ったこと。
・貸事務所の外気処理機と冷暖同時マルチ室内機の室外機を半屋外室外機置き場に各階設置とし、室外機排気のショートサーキット防止、冷媒熱回収と排気熱回収による省エネルギー、冬期デフロスト運転の最小化を実現したこと。
・直膨式外気処理機による加圧空調、空調空気のカスケード利用により確実な冬季加湿と中間期の除湿、冬季の低層階隙間風の抑制を図ったこと。

(3) 厨房の空調・換気計画において、厨房使用者の声をヒアリングし、きめ細かな空調換気のゾーニングと吹出口・吸込口の配置計画を行い、低放射厨房機器の採用と合わせて、厨房環境と省エネルギーの両立を実現している。また、厨房の空調換気設備について新たな設計手法を提案している。
(4) コージェネレーション設備の設置・維持管理にエネルギーサービス事業者を導入し、各月の最適な運転パターンの運用上のノウハウの提示を受けることでビルオーナーの管理負担を軽減し、省エネルギーにも貢献できる体制を実現している。

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