本文へスキップします。

H1

ニュース

ニュース
2017年04月

弊社が空調設備を施工した「YKK80ビル」が日本初のASHRAE Technology Awards最優秀賞を受賞

  弊社が空調設備を施工した「YKK80ビル」が、空調・換気に関わる世界最大の国際的学会であるASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)のASHRAE Technology Awardsにおいて、最優秀賞を受賞致しました。
 この賞の受賞者は建築主であるYKK不動産株式会社、設計者である株式会社日建設計ですが、弊社は施工と現在までの継続的なコミッショニングに参画しており、室内環境の適正化やエネルギー削減活動に寄与してきました。
 本ビルは基準階オフィスの全面天井に水式の放射パネルを設置する設計となっています。放射による快適性を追求するにあたり、外装による日射遮蔽、スラブの熱橋防止といった建築的対策、インテリアの空調だけでなくペリメータ(窓側環境)の放射環境も考慮してアクティブチルドビームを採用しております。放射の他にも温冷感に影響を与える気流にも着目をしており、盛夏には微気流をあたえて快適性を向上させる工夫もなされております。


 施工段階では本ビルの特徴である水式の放射空調システムを施工するにあたり、本格的な性能検証が出来るモックアップを製作し、設計主旨を着実に実現できる施工・安全性・メンテナンス性に優れたシステムの構築を建築主、設計者、鹿島・戸田・大和ハウス工業建設共同企業体、首都大学東京一ノ瀬研究室と共に実現しました。オフィス天井全面への水式放射パネルの採用にあたっては、周到な準備と高度な施工計画、その確実な実施体制が求められました。そこで施工段階で実施したモックアップ実験による知見を十分に活かして施工しました。アクティブチルドビームは海外において暖房用としての採用例が多いですが、日本国内で冷暖房としての採用事例や技術的な蓄積がほとんどなかったため、当社もフィンランドにおける検証に同行し実大実験検証や気流解析などの事前検討を重ね導入に至りました。
 
 試運転段階では放射と微気流を併用した室内熱環境について、設備の初期性能の確認を実施し、運用段階の建物全体のエネルギー把握にはBEMSデータを活用した効率的な分析を行いました。このようにして得られた分析結果を活用しながら、本ビルの省エネルギー目標の達成と快適性の確保を建築主、設計者と共に運用面でサポートを進めてきました。
 これらの知見をもとに、今後も空調の施工を通じ快適性の追求・オフィスビル使用エネルギーの半分以上を占める空調エネルギーの低減を目指していき、社会と環境に貢献できる高品質な空調設備を提供できるよう努めて参ります。



~「YKK80ビル」の概要~
名称       :YKK80ビル
建築主    :YKK不動産株式会社
所在地    :東京都千代田区神田和泉町1
延べ床面積  :20,919.85㎡
設計・監理  :株式会社日建設計
施工     :鹿島・戸田・大和ハウス工業 建設共同企業体
空調施工   :東洋熱工業株式会社
主な空調設備 :水式放射空調システム
工期     :2013年3月~2015年6月
【全】sideMenu